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観劇レポ『Meek ~神実の追蹤~』~作品編その6~

物語もクライマックスに近づいてきましたよ~♪

というか、これ観たのが3月の初め。
もう2ヶ月経ってしまってるんだよね。
早いとこ完成させなければ・・・。

次(『桜田真希(16)の場合。』)も控えてるし。


今回はアクションシーンも入っています。
とはいっても、本番で1回観ただけなので、かなり創作入ってますけどね(笑)

それでは、始まりっっ!!





場面は変わり、修道院の地下道。
そこには地面に倒れ伏したフォックスの姿が!
そしてチェイスとは別行動を取っていたマリーが現れ、フォックスを見つけて抱き起す。

マリー「フォックス次官!次官!」
フォックス「・・・うるせえな、聞こえてるよ」

部下の心配に悪態で答え、落ち着くように促すフォックス。
だが彼の腹部は真っ赤に染まっていて、マリーだけでなく誰が見てもその状態はただ事ではない。

フォックス「俺も鈍っちまったな・・・」
マリー「止血しないと」
フォックス「・・・お前は医者か?」
マリー「・・・え?」
フォックス「お前の仕事は、怪我人の手当てじゃないだろ」
マリー「・・・私の仕事は、人の命を守ることです」
フォックス「・・・」

痛みで言葉が出ないフォックスは、マリーの言葉を鼻で笑う事で彼なりの意思表示をする。
着任から間もなくとも捜査官としての誇りを備えている部下を見て、照れ隠しの意味合いも有るのだろう。

マリー「・・・今、助けを呼んできます」
マイケル「それは出来ないな」

銃を構えながら、ふてぶてしい態度で現れるマイケル。

マイケル「そいつにはここで死んでもらわないといけないんだよ」
マリー「・・・あなたは?」
マイケル「教える必要は無い」
フォックス「そいつだ」
マリー「・・・」
マイケル「これ以上、俺らのことを嗅ぎ回られちゃ困るんだよ」
フォックス「気を付けろ。銃は効かない」
マリー「・・・ギルとどういう関係?」
マイケル「ギル?・・・ああ、あいつか。お前こそどういう関係だ?」
マリー「教える必要は無いわ」
マイケル「気の強い女はもてないぞ」

軽口を叩くその姿からは、少し前までの臆病な素振りは全く見えない。
それらの態度は、ギルやフォックスを欺くための芝居だったようである。

フォックス「・・・お前も、パペット・プロジェクトの被験者だな?」
マイケル「だったら何だ?」
フォックス「その喋り方も実験の成果なのか?」
マリー「・・・ただの、クローンを造る実験じゃないの?」
マイケル「そんなのと一緒にするな。俺はもっと高貴な実験を施されたエリートだ」
ジャック「高貴、ね」

どこからともなく声が聞こえたかと思うと、颯爽と姿を現したジャック。

ジャック「能ある鷹は爪を隠すというが、お前には当てはまらないな」
マイケル「てめえ・・・まだ生きてやがったか」
ジャック「人は、そう簡単に死なないように出来ている」
マイケル「人ね。裏切り者が」
ジャック「裏切るも何も、そもそも忠義を誓った覚えがない」

これまで謎に包まれた存在のジャックであったが、マイケルは面識が有る様子。
言葉によるけん制が続く中、ジャックは傍らにいるマリーへと声をかける。

ジャック「その人を連れて逃げるんだ」
マリー「え?」
ジャック「人の命を守るのが仕事なんだろ?」
マイケル「させるか!」

マイケルは手にした銃をマリーへ向け、数発の弾丸を放つ!
だがその弾丸は彼女に届くことなく、ジャックが手にしたステッキによって弾かれた。

マイケル「ちっ」
マリー「もしかして、あなたも・・・?」
ジャック「ギルに会ったら、宜しく伝えてくれ」
マリー「・・・はい」

マリーの問いかけに、肯定も否定もしないジャック。
はっきりと口には出さないが、ジャックもまたパペット・プロジェクトの研究過程で生まれた者のようである。

フォックスを抱きかかえ、その場を離脱するマリー。
その後ろ姿は視界にあれど、ジャックの牽制により身動きは取れない。

マイケル「・・・あいつ・・・?」

マイケルの脳裏には何かひっかかるものが有るが、まずは目の前の『裏切り者』を消す事が彼にとっての第一義である。

ジャック「さ、これでやっと二人きりだ」
マイケル「気持ち悪いんだよ」
ジャック「かなり大変なことになってるな」
マイケル「誰のせいだと思ってる?」
ジャック「さて?」

自らを『傍観者』と名乗り物語を陰から見続けてきたジャック。
マイケルの態度から察するに、ジャック自身も組織を裏切り、活動を続けてきたようだ。
初めは小さな誤差だったものが、パペット・プロジェクトの計画が進むにつれてその歪みは今や見過ごすわけにはいかないレベルにまで達している。

マイケル「お前がギルを逃がすからこんな事になったんだ」
ジャック「そのお蔭で、お前も高貴な実験を受けることが出来たんだろ?」
マイケル「ああ、そうだ。だがお前のような失敗作とは違う。能力値は雲泥の差だ」
ジャック「それはおめでとう。だが、俺が失敗作かどうかは、試してみないと分からないんじゃないか?」
マイケル「結果は数値に出ている。試す価値も無い。後悔するぞ?」
ジャック「やらないで後悔するより、やって後悔する方が得るものがある。それに、実験には誤算が付き物だろ?」

お互いの言葉による探り合いから、肉体と肉体を激しくぶつけ合う格闘戦が始まった!!


正統派の格闘術で素早い突きや蹴りを繰り出すマイケル!
自らを優れた存在と信じるだけ有って、攻防の駆け引きや打たれ強さも相当なものだ。

また、左手に握られた銃を巧みに操り、ジャックの攻撃を防ぐ盾としても活用している。
素手で攻撃して銃で防御されれば鉄の塊を殴る事と同じであり、拳へのダメージも免れない。

ジャックも負けじと、長さ1メートルほどのステッキを振るいトリッキーな動きで翻弄する。
何らかの流派の杖術を学んだのか、自己流なのか、いずれにしても動きは名の知れた達人のそれである。


しばらくは一進一退の状況が続いたが、戦いが長引くにつれ拮抗していたバランスが傾き始める。

無限に続くかのように次々と攻撃をしかけるマイケルに対し、ジャックの動きが少しずつ後手に回っていた。
一撃一撃が致命打になりかねない相手だけに、一呼吸の遅れさえも勝敗を分けるカギになる。

持久戦に持ち込めば不利になると判断したジャックは、ここで意を決して一計を案じる。

マイケルの繰り出した回し蹴りを素早いバックステップでかわし、飛び退きざまにマイケルの軸足めがけ手に持っているステッキを投げつける!!

通常ならば重心のかかった軸足への攻撃はすぐにはかわせない。
回避するには、上げている足を下ろしてそちらへ重心を移した後にかわす必要が有るからだ。

・・・だが、今回ばかりは相手が悪すぎた。

遺伝子操作により驚異的な身体能力を得ているマイケルにとって『人体の理』などお構いなしであった。

蹴り出した足をさらに加速させ、その勢いで体ごと回転したのだ!
その動きで軸足も地面を離れ、ジャックのステッキは床材をえぐり乾いた音を立てて転がった・・・。

ステッキがあればこそマイケルの怒涛の攻撃を耐えてこれたのだから、それを手放した今となっては抗う術はない。

相手に背を向けるようにして着地したマイケルは、ある考えに思いを馳せていた。
無力となったジャックをじっくりといたぶるか、一思いにトドメを刺すか、彼にとっては『贅沢な二者択一』に悩む。

そして勝ち誇った笑みを浮かべてジャックへと向き直るマイケル。
・・・が、そこにはジャックの姿が無い!!

周りを見渡すが姿は見えず、遠くで階段を駆け下りる音だけが聞こえた。

そう、ジャックの目的はマイケルの足へのダメージではなく、一瞬でもマイケルの視線を逸らす事に有ったのだ!

はるかに格下と思っていた相手が『高貴な存在』である自分をまんまと出し抜いた!!
その怒りと屈辱で体を震わせるマイケル。

周囲の空気が震える程の雄叫びを上げ自らの怒りのボルテージを引き上げたマイケルは、ジャックが去った階段へと駆け出す!

ジャックは後方から迫り来るマイケルへと向き直り、懐から取り出した銃を連射する。
マイケルを目指して一直線に向かう弾丸は、空気を切り裂き急所へと迫る!
だが、撃ち出されたすべての弾丸を難なく受け止めたマイケルは、お返しとばかりにジャックへと投げ返す。

火薬が生み出す爆発力に勝るとも劣らない、マイケルの投擲の威力。
ジャックは上体を一瞬で逸らし、いくつかの弾丸をやり過ごす。残った弾丸は彼の足を狙っていたため、逸らしていた状態を起点として半月の軌道を描いて飛びのいた。
難を逃れ元の姿勢に戻った彼を待っていたのは、一気に間を詰めていたマイケルの猛攻であった。

マイケルに組み付かれて肩から腰へのラインを制され、逃れる術がなくなったジャック。
途方もない力で投げ飛ばされた彼にできるのは、地面に叩きつけられる瞬間に少しでも衝撃を相殺する事のみ。

ダンッッッ・・・!

地面にひびが入るのではないかと思うほどの衝撃で背中を打ちつけられたが、幸い意識を失う事は防げた。
だが、事態は急激に変化する。
彼が投げ飛ばされた場所は、まさに袋小路。進むことが出来る方向には、勝利を確信したマイケルの顔が・・・。

マイケル「この実験に誤差は無い」
ジャック「・・・それはどうかな?」

絶望的な状況に追い込まれても、その瞳から希望の光は消えていない。
ジャックは懐から小さな機械を取り出した。
それは何かの遠隔操作を行う、リモコンのような姿の機械。

マイケル「てめえ!!!」

驚きとも、怯えともつかない様相で顔をひきつらせるマイケル。
目の前で起ころうとしている事態を止めようと、ジャックへと駆け出すが時すでに遅し。

残る力の全てを指先へ集め、リモコンのボタンを押すジャック!

耳をつんざく爆発音。
建物すべてを揺るがすような激しい振動とともに、マイケルが、そしてジャックが爆風に飲み込まれる・・・。



そして修道院の地下道を奥へ奥へと突き進むギルの耳にも、その爆音は届いていた。
思わず足を止め、どのような事態が起こったのか、可能性と可能性を紡ぎ合わせる。

と、そこへ、銃を構えた姿勢を保ちながら現れるライオット。
わずかな物音で彼に気付いたギルは、ゆっくりとその方向へと振り返る。

ギル「・・・ライオット・・・」
ライオット「・・・どうしてだ?」
ギル「・・・・・・」
ライオット「・・・どうしてこんな事になった?」
ギル「・・・・・・」
ライオット「約束が違うだろ?」
ギル「・・・ライオット」
ライオット「どうしてオリビアが犠牲にならないといけない?」
ギル「・・・ライオット・・・ちゃんと確認したんだ」
ライオット「ちゃんと?」
ギル「・・・ああ」
ライオット「オリビアは?」
ギル「・・・・・・」
ライオット「オリビアは?」
ギル「・・・すまない」
ライオット「・・・謝るなよ・・・そんな謝られても・・・俺はお前を赦せない」
ギル「・・・・・・」

例えギルに常人をはるかに超えた身体能力が有ろうと、オリビアの命が失われてしまったという事実を覆す事はできない。
うつむきながら自らの胸を掴むライオット。

ライオット「・・・これがお前に分かるか?」
ギル「・・・俺はどうしたらいい?」
ライオット「・・・俺にも分からない・・・ただ・・・今は、お前が憎くて堪らないんだ」
ギル「・・・・・・」
ライオット「・・・良いよな?」
ギル「・・・やめろ・・・!」

銃口をギルへ向けた構えのまま、引き金を何度も引くライオット。
だがその弾丸がギルの肉へと食い込む事は無く、一発、また一発と『その直前までギルがいたはずの場所』を虚しく通り過ぎていく・・・。
その度にライオットとの間合いを詰めるギルは、手の届くところまで近づいたところで銃を包み込むように手をかける。

ギルに銃撃が通用しないという事実を改めて見せ付けられ、驚愕の表情を浮かべるライオット。
銃を奪おうとするギルと揉み合いになり、やがては手を離れた銃は地面へと落ちる。
そしてギルはすぐさま足で銃を壁へと追いやる。

動きを制するため、ライオットを背後から羽交い絞めにするギル。

ギル「ライオット、やめろ!」
ライオット「お前のせいでオリビアが死んだんだ!」
ギル「ライオット!」
ライオット「お前がオリビアを殺したんだ!」
ギル「・・・・・・」

好むと好まざるとに関わらず、自らの行動により友の愛する女性が『この世界から失われた』のである。
どうにもできない悲しみと憎しみを身体ごとギルへとぶつけるライオット。
傷心の友へかけるべき言葉が浮かばず押し黙るのみのギル。

それにより意識が他に逸れたのか、力が緩まった方向へ体中の力を集めてライオットはギルの腕を振りほどく。
宙を仰いで獣のように咆哮するライオット。
一気呵成に攻め立てるが、紙一重のところでかわされてしまう。
が、攻撃する素振りでフェイントをかけ一瞬でギルの視界の外へ抜け出たライオットは、空手の三角飛びの要領で壁を使って宙を舞う。
上から振り下ろす様に突き出された拳は、ギルの左頬を鋭く捉えた。

見えない角度からの攻撃に被弾した事に驚くギルと、彼相手にはこれまでどうあっても無力かと疑いかけていた自分の攻撃が初めてヒットした事に驚くライオット。
ギルの動揺を見過ごさずにたたみかけていく。
崩れたリズムを整える隙を見い出せず、やがてライオットの猛攻に屈するギル。
拾い上げた銃の照準を眉間へ合わせ、引き金に指をかけるライオット。

ライオット「・・・・・・」
ギル「・・・どうした?俺が憎いんだろ?・・・やれよ」
ライオット「・・・!」

が、その場に銃声が轟く事は無かった。
ライオットは身体を小刻みに震わせながら、構えていた銃を言葉も無く下ろしてがっくりとうなだれる。

ライオット「・・・くそ・・・!」
ギル「・・・ライオット・・・」

ギルをどれだけ傷付けたとしても、最愛の女性が戻ってこない事は痛いほどわかっていた。
だが、オリビアを失った悲しみを覆い隠すため、敢えて憎しみにより『心の目』を曇らせていたのであろう。

体の中で燃え上がっていた怒りや憎しみが拳を通してギル本人へと放たれた事で、荒れ狂う炎は姿を変えて燻ぶり程度まで鎮静化された。
そう、あたかも夜空に浮かぶ雲が流れ、そこへ満月が姿を現したように・・・。
そんな彼が、かけがえのない友を撃つ事などできるはずがあろうか。


二人の荒い呼吸だけが支配していた空間を、新たな脅威が侵食する。

ロック「泣けるねぇ」

声の方向へ顔を向けるギルとライオット。
するとその先には、ロックとヒューゴの姿が・・・。

ロック「どんなに憎くても、友は撃てないか。可笑し過ぎて泣ける」
ライオット「・・・?」
ロック「憎しみを鎮めるには、何か代償が必要だ。やれよ。そうすれば、お前は恋人を失った悲しみと一生寄り添って生きていける。それがお望みなんだろ?」
ライオット「・・・」

普段の様子とは全く違う部下の振る舞いに、慎重に様子を見ているライオット。
ロックは続けてギルへと声をかける。

ロック「女は、災いの元だな」
ギル「・・・フォックスはどうした?」
ヒューゴ「どうしたんでしょうね?私共は何も」
ギル「・・・・・・」

あまりにも大きな間違いを犯した自分自身に対し、憤りを感じるばかり。
ギルが先行した際にその場に居たのは、フォックスの他にロックとヒューゴ、そして・・・マイケル。
目の前の2人が手を下していないとなれば、残る選択肢は間違いようもない。

ギルとてマイケルを全面的に信頼してはいなかった。
自分が利用するつもりで用心して見てきたつもりだったが、そこは釈迦の掌の上で踊らされていたわけか。

フォックスは現場で最前線の活動をする事は少なくなったが、HDI捜査官としても群を抜いた能力を持っている。普段であればむざむざやられる事は無いだろうが、敵と味方の認識を根本から見誤っていればその限りではない・・・。
ギルの脳裏に一抹の不安がよぎる。

ライオット「お前達、どうしてここにいる?」
ヒューゴ「命令でして」
ライオット「命令?誰の?」
ロック「あんたが知る必要は無い」

そう言い切って戦闘態勢のスイッチが入っていないライオットへ襲い掛かるロック。
だが、その攻撃は間に入ったギルにより阻まれた。

ロック「邪魔すんなよ」
ヒューゴ「あなたとここでやり合うつもりはありません。どうかお引き取り下さい」
ライオット「どういう事だ?」
ロック「何も気付いてないんだな。そんなんでよく隊長が務まるよ。あんたの部下が可哀想だ」
ギル「お前こそ何も分かっちゃいねえ」
ロック「あ?」
ギル「その隊長に何も感じていないお前はもっと可哀想だ。こいつの部下にそんなクソガキはいらねえ」
ロック「誰に言ってやがる?」
ギル「お前だよ。出来損ない」
ロック「・・・!」

彼の怒りは沸点を超え、すぐさまギルへ殴り掛かる。

ヒューゴ「ロック!命令違反だ!」
ロック「知るか。生きて連れて来いなんて一言も言われてねえ」

安い挑発に反応する直情型のロックに対し、困ったものだと思わざるを得ないヒューゴ。
任務上コンビを組んでいるとはいえ、こうなってしまってはロックを落ち着かせるのは容易ではない。

ギル「ライオット」
ライオット「・・・お前の話を聞く前に、まずはこいつ等から話を聞く必要がありそうだ」
ギル「だとよ。どうする?」

ライオットが意識を切り替えて戦闘準備完了と判断。
そして、挑発の矛先をヒューゴへ向けて質問するギル。

ヒューゴ「どうなっても知りませんよ?」

中央でギルとライオットが背中を合わせ、両翼からロックとヒューゴが徐々に距離を縮める・・・。

ギル「そんな事は無い。答えは2つに1つ。自分から話をするか、痛い目を見るか、だ」


その場にいた4人が同時に動いた瞬間!
それまでゆっくりと流れていた空気が一瞬にして張り詰め、激戦の火ぶたは切って落とされた!!


ギルはロックと、ライオットはヒューゴと対峙する。

まるで中央に鏡があるが如く、それぞれの相手と同じ動きを見せるヒューゴとロック。
突きや蹴りの短い攻防の後、組み合ってからはギルとライオットが優勢。


ギルはその長身を生かし、自らの足でロックを壁に磔にする。
自由を奪われもがくロックだが、その拘束を解く事は叶わない。
彼は自らの身体のたった一点に注がれた力により『自分という存在』をも支配されているような恐怖を覚える。
その様は、さながら生きたまま標本にされた蝶のよう。

それを見ながらギルは敢えて力を緩め、ロックがそれに反応したところで逃げ道をふさぐようにまた足へと力を込める。
力の差を見せつけ、不敵に笑うギル。


一方、ライオットはヒューゴの一瞬の隙をつき、圧倒的な重さを持った蹴りを続けざまに見舞う。
短いモーションから繰り出される蹴りでさえ、常人ならば吹き飛ばされかねない威力。

それを耐えるヒューゴも強者だが、雄叫びとともに放たれたライオットの渾身の一撃には抗えなかった。
ガードを弾かれ無防備になったヒューゴの懐へ踏み込んだライオットは、払い腰を仕掛けてヒューゴを転がす。

だが、ヒューゴもただでは転ばない。
トドメにかかったライオットの頭部を素早い蹴りで襲う!
死角からヒットした一撃を受け、よろめくライオット!

素早く姿勢を戻したヒューゴは、間髪入れずに追撃をかける。

あわやというその瞬間、2人の間に割って入ったギル。

遅れて加勢したロックとヒューゴがギルを襲うが、攻撃を素早くいなしてチャンスの芽をことごとく潰す。
万策尽きて動きを止めた2人へと、両の拳を突き出すギル。
それは寸分違わず2人のみぞおちをえぐる。

両名ともによろめきながらも倒れずに持ちこたえたが、今回ばかりはそれが裏目に出た。

ライオット「ギル!!」

号令一下、体を屈めたギルの背中を発射台として高く跳躍するライオット!

彼の体は鮮やかに宙を舞い、左右同時に繰り出された蹴りがヒューゴとロックの顔面を同時に強打する。

着地してゆっくりと立ち上がるライオット。その視界の端には、糸の切れた人形のようにもんどりうって倒れる2人の姿が。

ギルとライオットの巧みなコンビネーションによる勝利!!
お互いをたたえ合い、しばし見つめ合った後にうなずく・・・。

そこにはもう、2人の心の溝は無い。



一方、単独で修道院内部を捜索していたチェイス。
通路の曲がり角から勢いよく飛び出したところ、その瞬間を捉えられ何者かに銃を突き付けられる!!

果たしてそれは何者なのか?


いよいよ佳境へと向かおうとしている物語・・・。

どのような結末が、彼らを待ち受けようとしているのか・・・。
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プロフィール

ケンタ

Author:ケンタ
おいしい食べ物への好奇心が人一倍(一説には3倍)の男です。
自分が美味しいものを見つけるのが嬉しいのはもちろんですが、それを他の人に教えて喜んでもらえる事がより嬉しいです。
まだまだ知らない美味しい物を探しまくります!

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